2020年9月10日[Goodの日]、埼玉県熊谷市にて、“心も体もわくわくするお菓子”をコンセプトにしたお菓子教室がオープンしました。
「なかなか、子どもと一緒にお菓子を作るなんてできない」と言っていたママさんが、お子さんと仲良くお菓子作りを楽しんでいる姿を見ていると、幸せな気持ちになるんです。
笑顔でそう話してくださるのは、「お菓子工房みぽりん」の、みぽりん先生。
10年間、専業主婦だったみぽりん先生が、どのようにして講師未経験から子どもにお菓子作りを教えられるようになったのか。
「夢はパティシエ!」な、私の小学生の娘と一緒に取材しました。
もくじ
なぜ、埼玉県熊谷市で「お菓子工房みぽりん」を始めようと思ったのですか?
趣味みたいに、子どものおやつを毎日作っていたことがきっかけです
「ママの手作りのおやつ、おいしい!」って、子どもが喜んでくれたのが嬉しくて、あれもこれも作ってみよう!と、本当に毎日のようにお菓子を作っていました。
子どもが小学校高学年になってくると、「お母さん、自由にしていいよ」と言われることが増えていくように。
そして、自分の自由な時間が増えていく中、周りのお友達から、「子どものお誕生日だから、ケーキを作ってくれませんか?」とお願いされるようになったんです。
ケーキのリクエストを聞きながら、材料費などのお金を設定して、『買ってもらう』ことを始めました。
ちょっとずつ、お菓子作りを頼まれることが増えていく中、子どもは中学生に。
中学校に入ったら、さらに子どもに手がかからなくなって、自由な時間がますます増えたんです。
背中を押してくれた、「森のリス」と「珈琲工房 香澄」での出会い
埼玉県熊谷市には、趣味や得意なこと、持っている資格を生かして講師業ができる『森のリス』という場所があります。
お花の先生、ダンスの先生、英語教室…本当にたくさんの方が、講師として活動されているのですが、「みぽりんもお菓子教室をやってみない?」とお話をいただいたんです。
ですが、「どうしようかな? 人に教えるなんて、仕事でやったこともないのにできるのかな?」と、最初にお話をいただいたときの私は、不安な気持ちでいっぱいでした。
「まずは練習から初めてみるのはどう?」と勧めていただき、森のリスで練習をさせていただくことに。
そうしたら、いつも家で作っているお菓子と同じものができたんです!
それに、参加してくれた人が「こんな身近な材料で、お菓子ってできるんだ!」って、自分で作ったお菓子を食べて美味しいと喜んでくれたことがとっても嬉しくて。
そんなときに、珈琲工房 香澄というコーヒー専門店のマスターからも、「みぽりんが作ったお菓子をカフェで販売してみませんか?」って声をかけていただきました。
「えー!」って最初は驚いたのですが、お菓子教室が楽しかったこともあり、「やってみたいな!」って気持ちが溢れてきたんです。
「ぜひ、お菓子の販売をやらせてください!」と、珈琲工房 香澄のマスターに伝えに行ったところ、「これからは趣味のお菓子作りではなくて、『ちゃんとお店ですよ』という届け出を出すために、事業主として申請しましょう」とアドバイスをいただきました。
そこで、税務署に行き、『私はお店をします!』と、開業の手続きをすることに。
お菓子教室と自分で作ったお菓子を販売していいですよ。でも、かかった売上や費用に応じて税金の申請しますと約束をした2020年9月、よちよち歩きでお菓子屋さんになりました。
子ども向けお菓子教室のメニューは、どうやって決めているのですか?
とにかく、何回もお菓子づくりの練習をして決めています
まだお菓子教室の仕事を始めて期間が短いとはいえ、お客様に喜んでもらうために、
✔何回も練習して、自分が美味しいと思えたか
✔自分の身近な人に美味しいって言ってもらえたか
本番で提供するには、この2つは外せないです。
家族が「おいしー!」って言ってくれた時の表情、本当に美味しかったって顔に書いてあったメニューを、次のお菓子教室でつくると決めています。
もちろん、好みではない味のときもあるので、「どうしたらもっと美味しくなるかな?」って率直なアドバイスをもらいます。
✔もうちょっと固めにするといいかな?
✔甘さは控えめにするといいかな?
作ってみる、食べてもらうを繰り返して、「これならいいんじゃない?美味しいよ」って、家族から言われたら合格です。
だから、試食で毎日毎日お菓子が食べれちゃいますよ!
元々、お菓子づくりのお仕事をされていた訳ではないのですか?
はい。ただ、「お菓子作りが好き」という気持ちだけで始めました
結婚するまでは、お菓子づくりとは全然関係がない、英会話スクールの運営に携わっていました。
飲食と関わりがあるのは、結婚と同時にフルタイムの仕事を辞めて、カフェやレストランでアルバイトしていた時くらいですね。
子どもが生まれてからは、短期間アルバイトをしていた時期もありましたが、10年ほど専業主婦でした。
フルタイムで働いていた頃は、お料理やお菓子を作ることに、こだわりははなかったです。
でも出産後に、「子どものおやつくらい、自分で作れたらいいな」って理想が私の中にあったことを思い出して、手作りお菓子を作るようになったらハマってしまいました。
手前みそですが、「できたてのお菓子はなんておいしいんだ!」って思っています。
お菓子に関わる仕事に就く方法は色々とありますが、お菓子の専門学校で学ばれる方が多いです。
卒業後、すでにお菓子屋さんとして活躍されている方のところで、お店のやり方・ケーキの作り方・お客さんとのやり取りを学び、自分のお店を持つのが一般的だと思います。
私のように、未経験から始められる方は少ないのかもしれません。
ですが、どんな形で始めたとしても、『美味しいお菓子をつくろう!食べてもらおう!』という気持ちが大事なんじゃないかなって思っています。
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素敵なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
自分で「おいしー!」って思うお菓子を作って、お客さんでも家族でも、作ったお菓子を「おいしー!」って言ってもらうと嬉しい。
そんな、みぽりん先生の優しい気持ちが終始伝わってきました。
みぽりん先生のキッズお菓子教室は、『見て楽しい、食べて美味しい、もらって嬉しい』“心も体もワクワクするお菓子♡”がコンセプト。
あなたもお子さんとぜひ、「おいしー!」を体験をしてみてはいかがでしょうか。
お菓子工房みぽりん 基本情報
▷お菓子教室、対面販売、注文販売を軸に、埼玉県熊谷市にて活動
▷子ども向けお菓子教室「みぽりんのキッズお菓子教室」
森のリス[埼玉県熊谷市肥塚1208-5]にて開催
子ども向け以外にも、大人向けや親子向けお菓子教室も開講。最新のスケジュールは、お菓子工房みぽりんのInstagramをご覧ください
▷珈琲工房 香澄 にて、不定期に手作りお菓子の販売イベントあり
▷お問い合わせは、mihorin.june2nd@gmail.com
もしくは、InstagramのDMにお願いします